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食味報告局

PCC 調整食・合成スープ 7 号「調和の味わい」を食べてみた

噛む必要のないスープ。味覚を均す一枚の膜。正直なレビューをお届けします。

無機質な白い陶器の器に、かすかに緑がかった半透明の液体が入っている。表面は完全に静止しており、湯気すら立っていない。器の横にはPCCのロゴと製品番号『S-7』。写真の露出がわずかに強く、すべてが清潔すぎるほど清潔に見える。
無機質な白い陶器の器に、かすかに緑がかった半透明の液体が入っている。表面は完全に静止しており、湯気すら立っていない。器の横にはPCCのロゴと製品番号『S-7』。写真の露出がわずかに強く、すべてが清潔すぎるほど清潔に見える。

PCC 栄養調整局が推奨する『合成スープ 7 号』を試した。公式説明には「完全栄養・咀嚼不要・全年代対応」とある。開封すると、白い粉末と一枚の半透明フィルムが出てくる。フィルムを舌の上に乗せ、その上から粉末をお湯で溶いて注ぐ──そうしてできた液体を飲む。味は……説明が難しい。『塩味に近い温かい何か』とでも言おうか。まずくはない。おいしくもない。ただ、飲み終わったあと、急に今日の会議がそれほど嫌ではなくなった気がする。

レシートに小さく印字されていた注意書き: 「本製品には共感素(安定型)が含まれます。PCC 推奨用量を超えての摂取はお控えください。摂取後の違和感は調整のプロセスです。最寄りの調整所にご連絡ください。」

星評価: ★★★☆☆(3/5)。味ではなく、飲んだあとの社会適合性の高さで評価すると ★★★★★ かもしれません。

rating3.0 / 5.0
調和網PCC調整食合成スープ7号共感素咀嚼不要
※ これは架空の並行世界を描いたフィクションです。実在の人物・団体・商品とは一切関係ありません。