夜間報告
ゲート 7 の微笑む男 — 第七監視区の記録
彼は48時間同じ場所に立ち続けている。CCD カメラは彼を映さない。
⚠ 軽度のホラー描写(不気味な静止人物・監視の暗示)を含みます。妊娠中・心臓の弱い方はご注意ください。

第七監視区画・東ゲート 7。先週の木曜日以降、警備記録にこう書かれている。——「ゲート前の歩道に男性。年齢不詳。服装標準。微笑んでいる。特に異常なし。」
問題は、その男性が 48 時間動いていないことだ。CCD カメラの記録を確認すると、該当する位置には誰も映っていない。しかし現場に赴いた警備員は全員、男性がそこに立っているのを目撃している。男性に話しかけても、微笑みを返すだけだ。PCC に報告すると、回答は「不快な事象ではありません。ご安心ください。ただし、不要な接触はお控えください。」
筆者は自宅の窓からそのゲートが見える。昨夜 3 時、目を覚ますと、男性はこちらを向いていた。微笑んでいた。手を振った。——二回。ゆっくりと。私はカーテンを閉めた。朝、カーテンを開けると、男性は元の方向を向いていた。ゲート前の地面には、小さな水たまりがあった。匂いはしなかった。
PCC に追加報告を送ったが、返信は定型文のみ。——「情報提供ありがとうございます。公共快適性は維持されています。」