中尾の日記
本ページは私、中尾(調和庁・庶務課・主任)の個人的な日記兼メモ置き場です。勤務先の見解を代表するものでは一切ありません。
HTML 直書きで見苦しいですが、自分のページなので自分の好きにやっています。直す気はありません。
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7/7(月)
今日も無事に生きている。出勤して、書類を処理して、帰ってきた。特に何もない。何もないということが、この世界では最も安全な状態だ。
昼休みに第2庁舎の地下1階を通りかかったら、新しい鍵付きの扉が増えていた。「適応資材保管室」という札。先週はあそこに扉なんてなかった。
気のせいということにしておく。
EMC-7 の季節調整のお知らせが回ってきた。濃度上がるらしい。また水が変な味になる。最近、夕方になると感情が……いや、やめておく。考えないことが適応だ。
7/5(土)
休日出勤。書類の山。庶務課はいつだって書類の山。隣の席の山本が先週から出社していない。「異動」と言われているが、私物がそのまま置いてある。
昨日の昼、山本の机の引き出しが半開きになっていて、中に「KC-047」と手書きされたメモが見えた。調べてみようと思ったが、やめた。調べて得をする情報なんてこの世界にはない。
見なかったことにした。それも適応だ。
写真

7/3(木)
久しぶりに夢を見た。昔住んでいた街の風景。人が笑っていた。犬がいた。空が青かった。
起きてからしばらく、自分の顔が思い出せなかった。
鏡を見た。ちゃんと顔はあった。でも、その顔が本当に「中尾」の顔なのか、わからなくなった。
考えすぎだ。EMC-7 が足りていないのかもしれない。今日は水を多めに飲もう。
おわりに
この日記はいつか消すかもしれません。残すかもしれません。どちらにせよ、私の意思で決めることです。
私はまだ、ここにいる。
内務情報調和庁 庶務課 主任 中尾
適応済